ご挨拶
慶應義塾体育会スケート部部長
樋口 美雄
 慶應義塾スケート部の歴史は、大正年代に山岳部部員を中心に、スケートを愛する塾生たちが、任意体育団体「三田スケート倶楽部」を結成したことに始まります。以来、90年以上にわたり、スケート部は競技や練習、そして日常生活を通じ、社会を先導しうる有意な人材を輩出することを基本的使命とし、文武両道を旨とし、常に心・技・体の鍛錬に勤め、人に尊敬される人間を形成することを目指してまいりました。そして、現在も、それを実現すべく、自由な雰囲気の中で規律を重んじ、個々の選手はチーム、および自らの目標を高く掲げ、それに向かって飽くなき挑戦を続けることによって、努力することの真の意味を体得し、卒業後も生涯にわたって力を合わせて、社会に貢献できるよう努めております。

 小泉信三先生の有名な言葉の一つに「練習は不可能を可能にする」という教えがありますが、これを実現するには、厳しい練習を行うとともに、そこでは常に自ら考え、自ら工夫していくことが求められます。そして個々人の知力に支えられた体力と技術力と気力が合わさり、試合に出てない選手やマネージャーも含め、部員全員が一丸となって、はじめて試合では勝利することができるのです。学生時代にこうしたことを体験し、自分で考え、自分で行動できる自主性を身につけてこそ、卒業後も、周囲の風評に流されることなく、自分で社会を先導していくことのできる「独立自尊」の人財に育つものと考えます。

 いつもご指導、ご支援いただいております関係者や卒業生の皆様、そしてご両親や一般サポーターの皆様に心より御礼申し上げますとともに、我が部の考え方に賛同してくれる若者が一人でも多く、慶應義塾大学スケート部に入部してくれることを希望いたします。

樋口 美雄・経 歴
1952 栃木県生まれ
1975 慶應義塾大学商学部卒業
1980 慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了
1985 米国コロンビア大学経済学部客員研究員(~87年)
1991 慶應義塾大学商学部教授。商学博士号取得。
1993 一橋大学経済研究所客員教授
1995 米国スタンフォード大学経済政策研究所客員研究員
オハイオ州立大学経済学部客員教授(~96年)
2009 慶應義塾大学商学部長・研究科委員場(~2013年9月)
現在 慶應義塾大学商学部教授

慶應義塾体育会アイスホッケー三田会会長
竹田 恒治
 慶應義塾体育会スケート部は、2023年に創部100周年の節目の年を迎えますが、過去1世紀近くに亘り学生アイスホッケー界の発展を先導すると同時に幾多の有為な人材を輩出してきました。

 慶應義塾体育会スケート部ホッケー部門のOB会であるアイスホッケー三田会は、ホッケー部門の学生がこの良き伝統を引き継ぎ充実した学生生活をより意義あるものにする為の支援を主たる目的としています。掛かる伝統を継承し支援体制を充実させていく為には、現役部員、OB、関係者が、価値観を共有していく事が極めて重要であり、その為に福沢諭吉先生の教えを基にホッケー部門の『VISION STATEMENT』が制定されています。

 『VISION STATEMENT』では、先ず、『理念』即ち目的及び存在意義として気品の泉源・知徳の模範を念頭に将来社会を先導し得る有為な人材を輩出する事を基本使命としています。『ビジョン』即ち部員のあるべき姿として、「文武両道を旨として人に尊敬される人間形成」並びに「常に心・技・体の鍛錬に勤め勝利する事」を目指しています。

 『理念』『ビジョン』を日常の生活及び部活動に於いて実践していく為の『行動指針』は、自分自身で制約をつくらず、高い目標を掲げ、自ら工夫して, 激しい練習に耐え抜き、弛み無い挑戦を続ける事を期待しています。又自由な雰囲気の中にも規律を重んじ、同時に仲間への信頼と周囲への感謝の気持ちをもって行動する事を願うものです。

 『チームコンセプト』として、考えるアイスホッケーを旨とし、「強く且つ早い当たり」を慶應のチームカラーとし学生アイスホッケー界に於いてトップグループの一角を占める事を目指しています。

 現役部員には、『VISION STATEMENT』の意味する所を充分理解し、心して行動し、実のある学生生活を送って貰いたいと切に思う次第です。尚、アイスホッケー三田会としては、部員の自主性を尊重しつつ、部員がスケート部に所属することの意義を見出し、社会に貢献出来る有為な人材として羽搏ける様支援を続けていく所存です。

竹田 恒治・経 歴
1944 満州、新京生まれ
1967 慶應義塾大学法学部政治学科卒業、伊藤忠商事(株)入社
1976 カリフォルニア大学経営大学院修士課程(MBA)修了
1992 伊藤忠インターナショナル、シニアバイスプレジデント
1999 伊藤忠商事(株)社会関連管理部長
2000 伊藤忠マネジメントコンサルティング(株)代表取締役社長
2001 伊藤忠商事(株)大洋州総支配人(兼)伊藤忠豪州会社社長、 伊藤忠ニュージーランド会社社長
2003 伊藤忠商事(株)執行役員、関西担当役員
2005 中央設備エンジニアリング(株)代表取締役社長
2007 在ブルガリア特命全権大使
2011 外務省外務人事審議会委員、KCJ GROUP(株)取締役、 セイコーホールディングス(株)顧問、(株)パソナ 顧問、 キャプラン(株)顧問他
2014 スタラプラニナ勲章一等級賞(ブルガリア最上位の勲章) 及びソフィア名誉市民称号受賞

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